こんにちは!『Kee(ケエ)【@Kee_s_Art】』です。
今回は「クリスマスツリー」をスケッチしました。
私なりの描き方のポイントの他には、グラデーションの色の塗り方のコツを中心に今回はブログで紹介したいなと思っております。
クリスマスに向けてクリスマスツリーの絵を描いてみたい方
グラデーションの色の塗り方を参考にしたい方
ペンと 水彩絵具を使ったスケッチをこれから始めてみたい方
参考になりましたら、大変嬉しいです!
YouTubeに今回の記事の内容の描き方解説の動画をアップしておりますので、こちらも併せて見てください♪
それでは、スタートです!
スケッチの参考にしたお写真の紹介
今回はピンタレストさんで見つけたこちらのクリスマスツリーを参考にしてスケッチしました。
スケッチの参考にしたいお写真のネタを選ぶのにピンタレストさんはピッタリです!
ラフを参考にミリペンで線画を描く
今回のラフは三角形を描いたのみのすごくシンプルなもの。
その形をもとに、スケッチの参考にしているお写真を見ながらミリペンで線画を描いていきます。
今回はクリスマスツリーの星から描いていき、下へ描き進めていくスタイルで描いていきました。
クリスマスツリーのメインと言えば、一番てっぺんの星でしょ。
星を最初に描くことで「私は今クリスマスツリーを描いている」という気持ちになり、気分が上がります。ただそれだけのお話です(笑)
木の形を描きながら、飾りも描いていく
木の形を描いていくのに併せて、その近くにある飾りも一緒に描いていきます。
飾りを途中で描く理由は、この飾りの近くの木の形はこんな感じかを把握するためです。
あとは前に「姫路城の描き方」記事でもお話ししましたが、最後まで描き切るために飽きないようにするためです。
良かったら、「姫路城の描き方」記事も見ていただけたら嬉しいです!
YouTubeの動画はこちらです。
クリスマスツリーの葉っぱのデティールはギザギザ描く
木の葉っぱの形は、形だけではなく、形の内側の部分もなんとなく線でギザギザを描きます。
このギザギザのようなディティールを追加してあげることで、より木っぽくなると思います。
木は形も中身の全てギザギザのような感じで描くと、木っぽくなると思っていただけてOKだと思います。
線画完成!
線画が完成したので、ラフの線を消しました。
画面が見切れてしまい申し訳ないのですが・・・
クリスマスツリーの下には、プレゼントだったり、星の形のライトや、床にもライト散りばめられております。
それも今回は軽く描きました。
お写真を参考にして、自分が描きやすいと思ったところだけ描きました。
複雑だなあって思うところは、全て描かずに「描けそうだ」って思うところだけ描いていくでOKです!
この後は、色塗りに入ります。
水彩絵具で色を塗る(ベース塗り)
クリスマスツリーの緑を作って塗っていく
クリスマスツリーの緑の部分の色を作ります。
茶色のバーントアンバー、明るい緑のサップグリーン、オレンジのような赤のような色のカドミウムレッド、濃い緑のヴィリジアンを混ぜて色を作りました。
これを全体的に塗っていきます。まずは下から塗っていきました。
今回色を作るのに迷ってしまい、いろんな色を混ぜましたが、要するに渋めの緑を作りたかったので緑に赤系を混ぜたというお話となります。
続いて、上の方も塗っていきます。
ここではあんまり気にせずに雑になってもいいので、全体的にさっと塗るのがコツです。
なので自分が持っている筆で一番大きな筆で塗りましょう。
ツリーの飾りの部分は一応避けるように塗っておりますが、多少被っちゃっても全然OKです。
クリスマスツリーの床を塗る
続いてクリスマスツリーの床を塗っていきます。
色は、カドミウムレッドと、濃い青のウルトラマリンを混ぜて塗っていきます。
赤みのある床にしたかったので、カドミウムレッドの割合の方が多めかなと思います。
ツリーの飾りはバーントシェンナをメインで塗る
続いて、ツリーの飾りも塗っていきます。
色は黄土色のような色のバーントシェンナにウルトラマリンを混ぜてみましたが、もう少し明るい色を塗りたかったので、再びバーントシェンナを塗りました。
色々言ったけど、結局はバーントシェンナで塗ったよって話ですね。
このバーントシェンナはゴールド系の色を塗りたいときに、すごく使える色だと思います!
ツリーの飾りの塗り方のポイントは半分くらい塗る、多少はみ出してもOK的な感じで塗っていくのがいいと思います。
半分だけ塗る理由は、光り輝いているというか金属のような感じが出るからです。
塗っていないところの紙の白を生かして塗る、あえて塗りすぎないのがポイントかなと思います。
このあとに塗り足りない部分は調整していくので、とりあえず今の段階では全体的に塗っていくことを目指して色を塗り進めていきましょう。
床に置いてある飾りたちも塗る
続いて、ツリーの飾りを塗った色を同じ色で、床の周りにあるプレゼントとか星の置物とかを塗っていきます。
ペン線画のときに、見切れて見えなかったところの公開です(笑)
こんな感じの線画となります。上から色を塗っていきます。
この置物たちもツリーの飾りと同じような感じで、さっと半分くらい塗る感じでOKです。
あとはスケッチの参考にしたお写真を参考に影になりそうだなと思うところを塗っていくイメージですね。
てっぺんの星はウルトラマリンでうっすら影を入れるイメージで塗る
てっぺんの星もほんのり色をつけてあげます。
ウルトラマリンでうっすら塗りました。影っぽいイメージにもなるし、シルバーのキラキラのような感じもこの色で表現できるかなと思います。
基本は白い星なので、少しだけ塗りました。
塗りすぎないようにを意識・・・!
ついでにツリーの飾りたちにもウルトマリンで影を入れました。
散々、塗りすぎないと言いつつ、色を乗せすぎてしまいました。
塗りすぎた場合は、塗りすぎたところに水をつけて、布巾でポンポンしてあげると色は薄まります。
私なりの対処法なので、水彩スケッチを初心者の方は参考にしてみてください。
水彩絵具や水彩ペンでさらに色を濃くしていく。
ツリーの緑色を濃くしていく、左半分に鮮やかな緑を塗る
全体的に色塗りが完了したので、ここからは水彩絵具と水彩ペンを使って色を濃くしていくます!
まずは、ツリーの緑色の色を作ります。
サップグリーン、ヴィリジアンを混ぜて、バーントアンバーも少し混ぜます。
その色を左半分に塗っていき、真ん中の方は軽く伸ばしてあげる感じで塗ります。
右半分はサップグリーンをメインに塗っていく
続いて、サップグリーンをとりまして、ツリーの右半分をメインに塗っていきます。
色を乗せすぎてしまっているところ、そうでないところあってもいいと思います。
まばらに塗っていくことで葉っぱの質感が感じられる絵になる気がするからです。
緑にウルトラマリン混ぜる、左側に塗る
パレットに残っている緑色の絵の具にあるところに、ウルトラマリンを混ぜて青緑のような色を作ります。
左側には先ほど鮮やかな緑色を塗りましたが、上から重ねて塗ってOKです、
また、先ほど塗った緑色を塗ったときよりも、さらに左側を意識して塗っていきましょう。
中央までは伸ばさない感じで塗るのがいいと思います。
グラデーションになるように真ん中を馴染ませます。
これまで塗ってきたツリーの緑色たちを水のついた筆や、今までの残りの色を使って、全体的に色馴染ませます。
どうでしょう・・・?左側の方が色が緑、右側が黄緑という感じで、グラデーションを感じませんか?
このあとも緑を重ねていく予定なので、一旦はここでツリーの緑色は完了です。
ツリーの飾りをベージュ系の水彩ペンで色を濃くする
ここからは水彩ペンも使って塗っていきます。
ツリーの飾りの色を濃くします。
水彩ペンは呉竹さんの「ZIG クリーンカラーリアルブラッシュ」という水彩ペンを使っております。
こちらの水彩ペンの色はおそらく「NO.067 MUSTARD(マスタード)」を使っております。
ツリーの飾り以外にも、ツリーの周りに置いてある星も水彩ペンを使って色を濃くしていきます。
水彩ペンをそのままで塗ると少し濃すぎるので、水のついた筆で色を少し馴染ませます。
薄いグレーの水彩ペンで床の置物たちの影を入れる
続いて、床の置物の影になっていると思ったところを薄いグレーを入れていきます。
こちらの水彩ペンは「NO.901 WARM GRAY2」という色になります。
このグレーの色は薄いグレーなので、影を調整したいときにとても便利です。
すでに色が塗ってあるところの上から塗ったらいい感じの影を作ることができます。
明るいパステルグリーンの水彩ペンでツリーの右側中心に塗っていく。
ツリーの飾りとかの色を濃くしたら、ツリーの緑色をさらに濃くしたいなと感じたので、水彩ペンで色味を調整していきます。
明るめのパステルカラーのような黄緑色の水彩ペンを塗っていきます。
塗る場所は、先ほど水彩絵具のサップグリーンを塗ったところですね。
さらにグラデーション感が感じられるように、右側中心に塗っていきます!
使っている色は「NO.045 PALE GREEN」となります。
濃いめの緑の水彩ペンでツリーの緑を濃くしていく
右側の緑の色が濃くなったので、左側の色味も調整していきます。
水彩ペンを軽く叩く感じで色を塗ります。
筆の跡を感じるのがあえての葉っぱのディティールにも繋がるかなと思いますので、少しずつちょんちょんと水彩ペンを置いていきます。
水彩ペンだけだと少し色が濃いかなと思うところ、あとはちょっと目立ってしまったなと思うところは水のついた筆で色を馴染ませます。
水彩絵具で塗った上に水彩ペンで色を重ねたことで、左側の色がはっきりしてグラデーションをより感じたかと思います。
一番最初全体的にくすんだグリーンで塗ったからこそ、それぞれの色が生きているのかなと思います。
なので、グラデーションを作る色の塗り方のコツとしては、
- 最初は全体的に色を塗る
- 両端にそれぞれ暗い色を明るい色を塗る
- 真ん中は馴染ませる
- 場合によっては色をそれぞれ重ねていく
といった感じがシンプルでいいのかなと思います。
床の光を表現するためにイエロー系の色を塗る
続いて、床に光を追加していこうと思います。
光にはイエロー系で塗っていくことにしましたので、色を作ります。
山吹黄色のような色のカドミウムイエローにバーントシェンナを混ぜて色を作りました。
プレゼントボックスの下半分に薄く伸ばす感じで塗りました。
あとは、多めに絵の具を取って、色をチョンチョンと点をを描いてあげる感じで、ライトの光を表現しました。
さらに、先ほども使ったベージュ系の水彩ペンで光の中の影を塗ります。
明るいところの影を塗るときは、明るい色に近い濃い色を塗ってあげると、いい感じに明暗が表現できると思います。
さらにツリー全体に散りばめられているライトも、先ほど水彩絵具で作ったイエローを塗っていきます。
このライトもお写真の通りでなくてOKです。全体的に点を描いていくといい感じに光っぽく見えます。
ホワイト&水彩ペンを使って仕上げの色塗り。
さらにホワイトペンで光を入れる
ホワイトのペンを使って、光をさらに調整します。
先ほどライトの光を表現した部分や、ツリーの飾りで光っているなあって思ったところなどにホワイトペンで描いていきます。
ライトの光やツリーの飾りがないところに塗ってしまっても葉っぱのディティールのように感じるので、自由にランダムにホワイトペンを塗っていく感じでOKです。
床の光の部分にイエローの水彩ペンで光を追加する
ホワイトを入れたら、もう少し光に鮮やかさが欲しくなったので、明るいイエローの水彩ペンをさらに重ねていくことにしました。
ひとまずは床の部分から、先ほど水彩絵具でイエロー系の色を塗ったところに重ねていきます。
今回、グラデーションはツリーの緑のところと意識したんだけど・・・、
ライトの光もよくよく見ると光のグラデーションのように感じます。
ちなみに、この水彩ペンは「NO.050 YELLOW」となります。
肌色っぱい水彩ペンも光の部分に追加して色を馴染ませる
さらに床の光を感じる部分には、普段は肌色としてよく使っている水彩ペンの「NO.071 NATURAL BEIGE」を重ねていきます。
この肌色っぽい水彩ペンは見方によっては、薄いオレンジ色にも感じます。
重ねることで、光で塗った濃いイエローと、明るいイエローの中間色のような役割を果たしてくれて、グラデーションにも後押ししてくれた気がします。
これは塗りながら気づいたこと!
塗りながら気づくこともあるので、「絵を思い描いてたように描けるようになる」ためには「絵を描くしかない」んだなと気付かされたきっかけの出来事でした。
ツリーの飾りの部分にも水彩ペンのイエローを追加して明るさを出す
ツリーの飾りにも水彩ペンのイエローを追加していき、全体的に光を鮮やかにしていきます。
ツリーの飾りも先ほど水彩絵具のイエローで光を入れたところの近くを中心にランダムに入れていきます。
光に黄色を使うことで、温かみのある光になるかなと思います。
それが全体的に温かみのある絵の後押しにも繋がると思います。
温かみのある絵を描きたい!って思っている方にはおすすめです。
最後に薄いグレーを追加して影を調整
床に影が足りないなと思ったので、水彩ペンの薄いグレーで微調整しました。
これで先ほどホワイトペンやイエローの水彩ペンで入れた光が際立ったなあと思います。
光を足すと影を足したくなる。この繰り返しを納得いくまでちょっとずつ続けるしかないんだなと改めて思いました。
完成!
これにて、今回のクリスマスツリーのスケッチは完成です!
今回は結構自信作です!
ペン線画の段階、色を重ねて塗っていく前のベース塗りの段階では、今回のスケッチはイマイチかもと正直思っておりました。
諦めずに自分が納得する色を追求していった結果、綺麗なグラデーションも作ることができたので満足です。
グラデーションを塗るためのコツとして、最後に精神論をお伝えするなら「あきらめないで、色を塗ること」かもしれません。
自分はグラデーションが塗ることができるんだ!!って思って色を楽しんで塗ることが一番なんだなと今回塗り終わってから実感しました。
YouTubeでも描き方解説付きのイラストメイキング動画をアップしております!
動画だと実際に出来上がっていく様子から絵の描き方がわかると思いますので、気になった方はぜひ見てください。
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今回のスケッチで使った道具を紹介
最後に今回のスケッチで使った道具たちをさっと紹介します。
まずはペン線画に使ったペンはサクラクレパスさんのピグマペンとなります。
今回はセピア色を使用しました🟤
色塗りに使った水彩絵具は、ウィンザー&ニュートンさんの水彩絵具です。
水彩ペンは呉竹さんの「ZIG クリーンカラー リアルブラッシュ」です。
ホワイトペンは三菱鉛筆さんの「ユニ ボール シグノ」になります。
これからペン&水彩でスケッチを描いてみたい方の参考になりましたら嬉しいです!
以下の動画では、詳しく水彩スケッチをこれから始めてみたい方に向けて、画材も詳しく紹介しております。気になった方は見てください♪
『【グラデーションで彩るクリスマスツリー】簡単スケッチと色塗りのコツ』のおわりに。
ここまで見てくださり、本当にありがとうございました。
クリスマスももう少しなので、ちなんだイラストを描いてみたいって思っている方や、グラデーションの色の塗り方は気になっている方などの参考になりましたら嬉しいです。
今後もブログ&YouTubeでは、こんな感じで私のスケッチを発信をしていく予定です。
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それでは今回は終わりです。またね