こんにちは!『Kee(ケエ)【@Kee_s_Art】』です。
今回は「イタリアの海沿いの街並みの風景」をスケッチしました。
今回のスケッチは実はいつもと少し違う心持ちで描いてみました。
それは何かと言いますと…。
とりあえず「見たまま描く」をやってみました。
「見たまま描く」で描いてみて、新たな発見を見つけることができました。。
なので、今回は「見たまま描く」ということが、『スケッチの上達法なのではないか?』というテーマでお話しできたらと思っております。
絵が上手くなりたいと悩んでいる方
スケッチを始めてみたいけど何を描いていいのかわからない方
見たまま描いたイタリアの風景スケッチがどんな感じか出来上がりが気になる方
参考になりましたら、大変嬉しいです!
YouTubeに今回の記事の内容の描き方解説の動画をアップしておりますので、こちらも併せて見てください♪
それでは、スタートです!
スケッチの参考にしたお写真と完成したスケッチはこちら。
本題の「見たまま描く」ということが、『スケッチの上達法なのではないか?』というお話の前に今回のスケッチの参考にしたお写真と完成したスケッチをお先に紹介します。
スケッチの参考にしたお写真はこちらになります。
Windowsのパソコンのデスクトップにランダムに表示されたお写真で、素敵だなって思ったのでこちらをスケッチしました。
調べたらイタリアの風景とのことでした!
すみません。イタリアのどこかはメモとるの忘れました(泣)
これを絵にするとなると、難しそうだなあって思ってずっと先延ばしにしておりました。
この絵を描く前、ちょうど自分が思い描いているように描けなくて、落ち込んでおりました。
なので、一旦気持ちをリセットするために、こちらを「見たまま描いてみよう」と思ったのが今回見たまま描いた理由となります。
あえての一種のスランプのような状態のときに、難しいモチーフを何も考えずに「見たまま」描いてみたよというお話となります(笑)
そして、完成したスケッチがこちらです。
もっと描けないであろうと思っていたのに、思ってたよりいい感じに描けて結果大満足と思っております。
こういった経緯から、「見たまま描く」って最強のスケッチ上達法なのではないか・・・?と思ったのでした。
『絵が上手くなりたい』という悩みは絵を描いている人なら誰もが通る道。
ひょっとしたら、検索で「絵 上達法」とか「絵 上手くなるためには」とかキーワードに入れてこの記事にたどり着いたよって方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「絵が上手くなりたい」と思ったってことは、
絵を描いたことがあり、そのときに自分の理想とする絵が描けなくて、自分は絵が下手だから絵は描いてはいけないと思ってしまったという経験もあるのではないかなと思います。
そう思っているのでしたら、「私もです」とお伝えいたします。
絵を描いている人なら誰しもが、「上手く描けない」とか「私は下手だ」って悩んだ経験はあるはずです。なので、安心してほしいなあって思います。
私も自分の思い描いていた通りに絵が描けなくて落ち込むことは日常茶飯事です。
自分の絵も一般的にうまいだなんて思ったこともありません。
なので、ひとまず最初は誰しもが思っている悩みなんだって思っていただければと思います。
その上で、今回お話しする内容というと、
- 「見たまま描く」とは?
- 「見たまま描く」をおすすめする理由
- 「見たまま描く」が絵の上達法である理由
- 「見たまま描く」をやってみてどう思ったのか。
- 「見たまま描く」が自分のイラストのテイスト的に難しいと感じた方へ
となります。
「絵が上手くなりたい」とスランプ気味の方に、勇気を与えられる内容となりましたら大変嬉しく思います。
「見たまま描く」とは?
まず最初にそもそも「見たまま描く」って何?と思われている方も多いかもしれないので、軽く説明いたしますね。
言葉の通り、スケッチの対象となるモチーフをそのまま描くってことです。
「見たまま描く」の描き方のコツとしましては、今までインプットしてきたテクニックとかは一旦忘れて、子供の頃に戻ったような感じで自由にそのまま絵を描いてみることです。
私の場合、水彩絵具で描くときは、影となる色を入れてから色を塗ることが多いのですが、
あえて普段は最初に塗らない色から塗ってみたり、普段は最初に描かないであろう場所から描いてみたりなど、
思うのままペンを走らせるという描き方になります。
とにかく、自分の中の凝り固まった「こう描かなくていけない」を一旦リセットして、自由に楽しんで絵を描きましょうという話となります!
「見たまま描く」をおすすめする理由
「見たまま描く」とはどういったことなのかは、なんとなく伝わったかと思います。
続いて、私が今回「絵が上手くなりたい」と悩んでいる方に向けて、「見たまま描く」をおすすめしたい理由についてをお話しします。
ズバリ!そういった方達は疲れているからです。(多分)
一旦休む意味で「見たまま描く」をやってみるとリフレッシュでき、自分が絵を描き出した頃に思っていた「絵を描くって楽しい」を思い出すことができると思います。
疲れているってどういうこと??
って思われた方のためにもう少し詳しくお話しします。
きっと「絵が上手くなりたい」と思っている方は、インプットもめちゃくちゃしていると思います。
「絵が上手くなりたい」と思って、いろんな描き方を学ぶのはもちろん素晴らしいことだと思います。
だけど、インプットもしているのに、「思い描いてたように描けない」ってことはよくあります。
また、めちゃくちゃ人気のイラストレーターさんのイラストを見て、「自分にはどうせこんな風には描けない」さらにネガティブな気持ちになってしまうということも・・・。
でも本当は絵を描きたくて憧れのあの人のように上手く描けるようになりたいと思っているのに、描いても描いても上手く描けない。どうしてなの??
と悩んでいる人は、悩みすぎて疲れを感じていると思います。
疲れている状態で絵を描いても、上手く描けないループから中々抜け出すことができないと思います。
だけど、「何か描かなきゃいけない」、「でも何を描けばいいのか」と焦る気持ちもあるでしょう。
なので、ここで頭を空っぽにして、箸休めの気持ちで「見たまま描く」をやってみると、
「絵を描くことは楽しい」ってことや、「自分はなんのために絵を描いているのか」など、気づくことができると思います。
絵を描きながら、脳を少しだけ休ませることができるといった感じです。
「見たまま描く」が絵の上達法である理由
「見たまま描く」ことで、一旦疲れから解放され、自由に描くことができ絵を描くことが楽しいって思うことができるってことは、なんとなくわかったけど・・・。
「見たまま描く」ことがどうして絵の上達法である理由は、ピンとこないんだけど・・・?
と、そう思われた方も多いと思います。
先ほども少しお話ししましたが、「見たまま描く」ことで、
脳は空っぽな状態となるので、いつもだと思いつかなかった描き方や色の塗り方に出会ったりします。
自分の中に描き方のテクニックをすでに持っていることに気づかされると思います。
いつもなら「うまく描けなかった」と思うかもしれない絵でも、「見たまま描く」ではいつもと違う描き方をしているからか、自分の中での絵に対するハードルも自然と下がっている状態になっているので、
錯覚かもしれないけど、「なんかうまく描けたかも」って思うことができると思います。
なので、その自信が絵を描く上での上達に繋がると思いました。
また、今までにインプットした描き方がどうでもできないって思い込んでいるだけで、頭空っぽにして描いてみたら、自然とその描き方ができていた、
なんてこともあるかもしれません。
少し根性論に聞こえるかもしれませんが、すでに自分の中にあなただけの絵の描き方はあるんだよって思うことが大事なことなんだと思います。
「見たまま描く」をやってみてどう思ったのか。
今回のイタリアの風景のスケッチは、頭の中を空っぽにして「見たまま描く」をやってみました。
結果、難しいモチーフだと思っていたのに、自分が思ってたより上手く描けたと思うことができました。
そして、余計なことに囚われないで、自由に絵を描いている時間は楽しいと心の底から思えました。
私は「頭の中で思い描いているように絵を描きたい」といつも思っているけど、そもそも「なぜ絵を描いているのか。」
その理由は、私は絵描くことが、「なんか好き」だからなんだと思いました。
絵を描いている時間は毎回楽しいわけではなく、もちろんしんどいときもあります。
だけど、「なんか絵を描きたい」と思っているし、その気持ちが「なんか好き」なんだろうなと、気づくことができました。
絵を描いている理由を思い出して、初心に戻れたので、今回「見たまま描く」をやってみて良かったと思っております。
今後も思い描いてたように絵が描けないと、また落ち込んでしまったときには「見たまま描く」をやっていこうと思います。
「見たまま描く」が自分のイラストのテイスト的に難しいと感じた方へ
また、この記事を今読んでいる方で、普段の自分の絵柄がスケッチではないイラストを描いており、
「見たまま描く」が難しいよって思った方は、どうしたらいいのかを私なりに思ったことをお話しします。
要するに、頭の中を空っぽにして、絵を描いて欲しいといった話になるので、普段と少し違うものを描くことでリフレッシュになるのかなと思います。
普段はデジタルメインで絵を描いている人はアナログで描いてみるとか、
色塗りに悩んでいる人はいっそのこと白黒で描いてみるとか、
女の子のイラストをよく描いており、スランプを感じた人は男の子や動物を描いてみるとか、
キャラクターのイラストを普段よく描く人は、身近な家族とか自分の顔とかスケッチしてみるとか。
線画と色塗りの描く順番を逆にしてみるとか、
とにかく普段の「こう描くといいんだ」とか私はこのモチーフ以外は「描いてはいけない」という思い込みをすべて取っ払って絵を描いてみる。
そうすることで、この試行錯誤の時間が楽しくて、
「絵を描くことが楽しい」、「自分も意外にも描けるぞ」という気持ちが、
もっと「絵を上手く描けるようになりたい」という気持ちにまたなるけど、その気持ちに今度は希望を持つことができると思います。
スランプに感じてなくて、特に「上手く描けない」って悩んでいない方は、その絵柄を追求してOKだと思います。
少しでも悩んでいるとか、絵を描くことが嫌になってしまったという気持ちが生まれて、でも本当は描きたいのにと思っている場合は、今回お話しした「違うやり方」で描いてみるはおすすめです。
新たな自分の中の絵のスタイルに気づくことができるかもしれません。
「見たまま描く」で描いてみた【イタリアの風景スケッチ】の制作過程お写真ギャラリー
今回の見たまま描いたスケッチの制作過程をお写真でまとめました!
こんな感じで描いていったんだっていうのがわかると思いますので、風景スケッチを描いてみたい方の参考になりましたら嬉しいです。
動画でみたい方は、ぜひYouTubeでご覧いただければと思います。
動画でも今回の記事のテーマの「見たまま描く」がスケッチの上達法なのではないかについてお話ししております!
今回のスケッチで使った道具を紹介
最後に今回のスケッチで使った道具たちをさっと紹介します。
まずはペン線画に使ったペンはサクラクレパスさんのピグマペンとなります。
色塗りに使った水彩絵具は、ウィンザー&ニュートンさんの水彩絵具です。
これからペン&水彩でスケッチを描いてみたい方の参考になりましたら嬉しいです!
以下の動画では、水彩スケッチをこれから始めてみたい方に向けて、書き方のほかに画材についても詳しく紹介しております。気になった方は見てください♪
「絵が上手くなりたいあなたへ。「見たまま描く」という絵の上達法について紹介します。」のおわりに。
ここまで見てくださり、本当にありがとうございました。
「絵が上手くなりたい」と悩んでおりましたら、ぜひ「見たまま描く」をやってみてください。
新たな描き方に出会えたり、本来自分が絵を描いたきっかけを思い出せたり、初心に帰ることができると思います。
この記事を読んで、絵を描くことって楽しくて自由なんだよ、それがあなただけのアートという表現方法なんだって自信を持っていただけたら嬉しいです。
私もまだまだ偉そうなことを言える立場ではなく、今回のお話が不快な気持ちになられた方がおりましたら大変申し訳ありません。
今後もブログ&YouTubeを通して、暮らしの中でスケッチした作品の制作過程に私なりの描き方や今日お話ししたような絵に関する考え方についてを発信をしていく予定です。
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それでは今回は終わりです。またね