こんにちは!『Kee(ケエ)【@Kee_s_Art】』です。
今回は「クロワッサンとカフェラテ」をスケッチしましたので、私なりの描き方を紹介いたします。
こちらの記事は以下のような方に向けた記事となります!
食べ物をスケッチしてみたい方
これからペン&水彩でスケッチをしたいと思っている方
参考になりましたら、大変嬉しいです。
今回のスケッチもYouTubeにイラストメイキング動画をアップしております。
映像だと、徐々にスケッチが完成していく感じが分かり、描き方がより伝わると思うので、ご興味のある方は合わせてみてください♪
それではスタートです!
スケッチの参考にしたお写真はこちら
今回スケッチの参考にしたお写真はこちらになります。
参考にしたお写真は縦長でクロワッサンとカフェラテがある風景画って感じの印象 のお写真となります。
今回はこちらのお写真から、クロワッサンとカフェラテの部分をクローズアップしてスケッチをしていこうと思います。
素敵なお写真ありがとうございます!
ピンタレストさんでスケッチの参考写真を見つける方法については、こちらのスケッチの流れを解説した記事&動画でお話ししております!
気になかった方はチェックしてみてください。
ペン線画
それでは、ペンで線を描いていきます。
今回は、ペンで線を描く前にラフを描きましたので、ラフの線を目安に線を描いていきます。
ちなみに、使っているペンはサクラクレパスさんのピグマペンとなります。
そして、使っている紙は、マルマンさんのポストカードサイズのヴィフアール水彩紙の中目となります。
クロワッサンから描いていく
どこから描いてもOKですが、私は今回クロワッサンから描くことにしました。

クロワッサンがある程度描けたら、それに合わせてお皿を描いていきます。
私は食べ物をスケッチするときは、食べ物から描いていき、それに合わせてお皿を描くことはよくやります。

続いて、お皿の下にあるフォークを描きました。
ラフの線でフォークを描いたところに描いてしまうと、バランスが悪いと感じてしまったので、
今回はバランスを見て、別のところに描きました。

ラフの線で描いたところに必ず描かなければいけないわけではありません。
ラフにはいろんな定義があると思うけど、私の思うラフは「だいたいこの位置にこれを描くよ〜」っていう目安がラフだと思っております。
なので、ペンで線を描くときは、ラフの線は参考にしてバランスを意識しながら描いていくっていうのがいいと思います!
カフェラテを描いていく
続いてカフェラテを描いていきます。

丸い形を描くときは、自分が描きやすい向きに紙を向きに回しながら描くといいと思います。

丸は一気に描けなくてもOKです。
私の場合は、丸に限った話ではないのですが(笑)
線が途切れ途切れになっても何重になってもOKだと思っております。
背景の描けるところを描くていく
クロワッサン、カフェラテとメインの食べ物が描き終わったので、テーブルの模様を描いていきます。

スケッチの参考にしたお写真をみて、描けるところを描いていくでOKです。
お写真を見ると、テーブルに布があったのですが、今回は食べ物をメインとしたかったため省略しました。
背景となる部分は省略しながら描いていくと、メインが際立つというメリットもあります。
なので、全て描かなければと思わなくてもOKです。
椅子も見えるところだけ描いていきました。

肩の力を抜いて描けるところだけ描いていきましょう。
ペン線画完成!
ペン線画が完成しました。

ラフの線を消して、色塗りに入っていきます!
色塗り
水彩絵具を使って色塗りをします。
使っている水彩絵具はウィンザー&ニュートンさんの水彩絵具となります。
影の色を塗る
まずは、グレーを作って全体的に影の色を塗っていきます。
濃い青の「ウルトラマリン」と茶色の「バーントシェンナ」を混ぜて色を作りました。
作った色は「ウルトラマリン」の割合が多めの色かなと思います。

クロワッサンは色の濃いところ、焦げというかこんがりを感じる部分から塗っていきます。
カフェラテは器中心にコーヒーの部分にも塗りました。

影の色を塗ることで、このあとにそのもの自体の色を塗っていくときに、グレーが塗ってあるところは濃いめに色を塗るという目安にすることができるので、おすすめの塗りかです。
このあと色を重ねていくときは、少し絵具が乾くのを待ってから塗るのがポイントです。
目安としては、5分〜10分くらいおくといいと思います。
茶色を塗っていく
影の色が塗り終わったので、クロワッサンとカフェラテの茶色を塗っていきます。
2色の茶色を混ぜて色を作りました。
使った色は茶色の「バーントシェンナ」と黄土色の「イエローオーカー」となります。

まずはクロワッサンから塗る
まずはクロワッサンから塗っていきます。

クロワッサンは、下半分を中心に色を塗っていきます。
上は粉糖がかかっており、白くなっているのでそこは塗らないようにして塗っていきます。

色が濃く感じる部分には、塗り重ねていくイメージで塗っていきます。
カフェラテは模様以外のコーヒーの部分を塗る
続いて、カフェラテのコーヒーを感じる部分にも同じ茶色を塗っていきます。

クロワッサンの粉糖の部分と同じく、カフェラテのラテアートの部分も、
紙の白を生かしていくイメージで塗っていきます。
背景の茶色を塗っていく
背景の椅子も同じ茶色で塗っていきます。

テーブルの色は少し色味を変えたかったので、2色の茶色に青みを少し足した色を作って塗っていきました。
もともと影の色で使った色、そして追加で明るい青の「セルリアンブルー」混ぜて色を作りました。

微々たる色の違いかもしれないけど、少し色が変わったことで絵に深みが出たかなと思っております。
カップの色味を調整
続いて、カップの色を調整していきます。
カップの色はもともと影の色が塗ってある状態でしたが、もう少し青み足してあげることで、器の素材感が出ると思うので、色を重ねて塗っていきます。
まずは、明るい青の「セルリアンブルー」と白の「チャイニーズホワイト」を混ぜた色を塗っていきました。

だけど思ってたよりも変化がなかったので、さらに色を調整していきます。
先ほどテーブルの色を塗ったときに使った色がパレットに残っていたので、さらに「セルリアンブルー」を追加して色を作りました。

こちらも重ねて塗ってみましたが、いまいち変化が感じられず、もう少し青みが欲しいと思ったので、
今度は思い切って「セルリアンブルー」のみを塗ってみました。

少し青みが強くなってしまったと思ったけど、これくらいオーバーの方がちょうどいいと感じました。
水彩絵具は乾いたときに色味がわかるので、とりあえずカップの色味の調整はこの時点ではこれでOKとします。
色を濃くしていく
一通り、色が塗り終わったので、色を濃くしたいなあと思ったところの色を濃くしていきます。
クロワッサンとカフェラテの茶色の色味を調整
まずはこの絵のメインとなる食べ物のクロワッサンとカフェラテの茶色の色に色を重ねていきます。
「バーントシェンナ」と「イエローオーカー」で再度茶色を作り、塗っていきます。

今回は先ほどよりも「バーントシェンナ」の割合が多い色かなと思います。
同じ色でも色の割合によって色は違うものになるのがわかると思います。
クロワッサンは、粉糖との境目は細い筆を使ってバランスを見ながら塗っていきます。

境目が自然となるように追加で描いていくイメージで塗っていきます。
このあとホワイトを入れていくこともできるので、多少塗りすぎてしまっても全然OKです!
影の色を濃くしていく
食べ物の茶色の色が濃くなったので、それに合わせて影の色も濃くしていきます。
パレットに残っている影の色にさらにセルリアンブルーを足した色を作りました。
一番最初に塗った影の色を濃くしていくイメージでバランスをみて塗っていきます。

フォークは金属なので、青みを足してあげることでより素材感が感じられると思います。
クロワッサンの色味をさらに調整
続いて、再度クロワッサンの色味を調整していきます。
濃い青の「ウルトラマリン」をパレットにあった茶色に混ぜて、焦茶色を作りました。
クロワッサンのこんがりを感じる部分に塗っていきます。

仕上げ
水彩絵具での色味の調整が完了したので、ここからは仕上げの作業に入ります。
白の「チャイニーズホワイト」をパレットに多めに取ります。
水も多めに取り、たっぷり目に筆につけます。
筆先を紙に、柄の部分の後ろの方を叩いて、絵具を飛ばします。

そうすることで、白い斑点がつき、クロワッサンの粉糖っぽくなるかなと思います。
クロワッサン以外の部分に絵具が飛んでいると思いますが、それはそれでOKです。
YouTubeでこのやり方をやっている方をお見かけしたことがあって、真似してやってみました(笑)
伝わりづらいと思いますが、全体的に白の斑点がつくので、なんだかオシャレな感じを表現できたかなと思います!

白の斑点はうっすらついている感じとなります。
もう少しクロワッサンの粉糖を表現したかったので、ホワイトペンを使って描いていきます。
ホワイトペンは三菱鉛筆さんの「ユニボール シグノ」になります。
グリグリっと、丸を描いていく感じで、思い切って描いていきます。

最後に、全体的に影の部分をもう少し濃くしたかったので、水彩ペンで影の色を調整します。
水彩ペンは呉竹さんの「ZIG クリーンカラーリアルブラッシュ」のNo.075のブリックベージュを使って塗っていきます。

食器の影になっている部分が特に濃いかなと思うので、そこを中心に色味を調整していきました。
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このブリックベージュは直接塗っても濃くなりすぎずにいい感じに馴染む色だなと感じております。
なので、仕上げのときに「もう少し影の色を濃くしたいな〜!」って思ったときに使える色です。
私は今回水彩ペンを使って色味を調整していきましたが、水彩絵具しか持ってない人は水彩絵具で色味を調整しても全然OKです。
水彩絵具で影の色を調整するときは、一番最初に塗ったグレーの色を塗るのがいいかなと思います。
今回の場合は、濃い青の「ウルトラマリン」と茶色の「バーントシェンナ」を混ぜた色が影の色となります。
参考になりましたら嬉しいです!
スケッチ完成!
仕上げも完成し、無事に今回のスケッチが完成しました。


食べ物のクロワッサンとカフェラテはどちらも茶色で、背景の色も茶色で色数が少ないスケッチとなりましたが、
細かい色の変化が感じられて深みのある絵になったかなと個人的には思っております。
個人的な体感の感想となりますが、色は塗りやすかったと思いました。
なので、これからスケッチを始めたい人やスケッチ初心者さんは、
カフェで食べたフードとドリンクの組み合わせを描いてみるのはおすすめです!
動画では色の塗られていく様子がさらに伝わると思うので、合わせてみていただけたら嬉しいです!
今回のスケッチで使った道具紹介
記事の中でも紹介もさせていただきましたが、最後に今回のスケッチで使った道具たちをさっと紹介します。
紙はマルマンさんのヴィフアール水彩紙になります。
ペン線画に使ったペンはサクラクレパスさんのピグマペンとなります。
色塗りに使った水彩絵具は、ウィンザー&ニュートンさんの水彩絵具です。
仕上げのときに使ったホワイトペンは三菱鉛筆さんのペンです。
水彩ペンは呉竹さんの「ZIG クリーンカラーリアルブラッシュ」です。
これからペン&水彩でスケッチを描いてみたい方の参考になりましたら嬉しいです!
そして、以下の動画では、水彩スケッチをこれから始めてみたい方に向けて、描き方のほかに画材についても詳しく紹介しております。気になった方は見てください♪
『【食べ物スケッチ】「クロワッサンとカフェラテ」の描き方解説!』のおわりに。
今回は「クロワッサンとカフェラテ」のスケッチから私なりの描き方を紹介させていただきました。
食べ物スケッチを描いてみたいと思っている方に私の描き方が参考になりましたら大変嬉しいなと思っております。
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