こんにちは！『Kee（ケエ）【@Kee_s_Art】』です。
今回は「ドアのある風景」をスケッチしましたので、私なりの描き方を紹介いたします。
こちらの記事は以下のような方に向けた記事となります！
簡単な風景画を描いてみたいと思っている方
これからペン&水彩でスケッチをしたいと思っている方
今回のスケッチもYouTubeにイラストメイキング動画をアップしております。
映像だと、徐々にスケッチが完成していく感じが分かり、描き方がより伝わると思うので、ご興味のある方は合わせてみてください♪
スケッチと言えば・・・！おしゃれな建物の風景を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか？
スケッチこれから始めたいと思っている方で絵を描き始めたばかりの方は、おしゃれな建物をいきなりスケッチすることは難しいと思います。
私も絵を描き始めてから結構経ちますが、いまだにおしゃれな建築の風景は練習中となります。
今も練習中ではありますが、私も絵を描き始めたばかりの頃は、特に描けなかったなあと思います。
なので、練習がてら「ドアとモノが組み合わさったような風景画」をスケッチをすることで、描きたいものが描けるようになるまでのステップアップになると思います。
今回の内容が「私でも風景画を描くことができるかも」と思っていただけたらなあ…！
そして、私なりの描き方が参考になったらいいなと思っております。
以前、「窓から描く！風景スケッチ入門」の動画＆記事もアップロードしました。
今回の記事より、こちらの方が初心者さん向けの内容かなと思うので、ぜひあわせて見てみてください。
それではスタートです！
スケッチの参考にしたお写真はこちら
まず、スケッチの参考にしたお写真を紹介します。
今回もピンタレストさんからスケッチの参考にするお写真を見つけました。
『ドアのある風景画』のスケッチの参考お写真の見つけ方のポイントは、
あえてドア以外も自転車などアイテムがある写真を選ぶことです。
ドアだけだと、ただの四角だけとなってしまい、ドアということが伝わりづらいかなと思います。
なので、壁にあるものだったり、自転車などのものたちがあることで、より『ドアがメインの風景画』という説得力が上がる絵になると思います。
描くものが増えて大変に感じた方もいるかと思いますが、意外と描き進めていくとそんなことはなく描けると思います！
今回も素敵なお写真ありがとうございます！
ピンタレストさんでスケッチの参考写真を見つける方法については、こちらのスケッチの流れを解説した記事&動画でお話ししております！
気になかった方はチェックしてみてください。
ペン線画
それでは、ペンで線を描いていきます。
使っているペンはサクラクレパスさんのピグマペンとなります。
そして、使っている紙は、マルマンさんのポストカードサイズのヴィフアール水彩紙の中目となります。
今回はドアから描いていこうと思って、少し線を描きましたが・・・。
少し描いたところで、手前の自転車から描いていきたい気分になったので、最初に自転車を描くことにしました。
描いている途中で別のところが描きたくなったら、切り替えてOKです。
気分が乗らないところを描きつづけてしまうと、絵を描くことが嫌になってしまうこともあるので、そのときのフィーリングは大事にして描いていくのは、初心者のうちは意識した方がいいポイントかなと思います。
ここから描かなければいけないというルールもありません（笑）
自転車が大体描き終わったので、自転車の後ろにある植物を描きました。
わしゃわしゃ〜って感じでランダムに描いていくと、葉っぱっぽい感じになります。
ついでに自転車と地面が面しているところには影を描きました。
そうすることで、地面との境目がよりはっきりします。
このあと他のものたちの線を描き進めるときの目安にもなるし、
色を塗るときにも地面の線、、ああ！影か！のように色塗りのときにも目安になるので、影を線で描いておくのはおすすめです。
続いて、植物の上のポストのようなものを描きました。
ポストを描いたことで、だいぶドアを描く部分が見えてきたように思います。
それではいよいよドアを描いていきます。
まずはドアの大枠の長方形の形を描いていきました。
今回のドアは、ドアの上部に暖簾のような布のようなものがあったので、ドア全体のバランスを掴むために先に描いてみました。
先ほど描いたポストの位置を目安にしつつ、ドアの細かいところを埋めていく感じで描いていきます。
今回のドアは、真ん中に植物がセットできるところがあるおしゃれなドアとなります。
一見、描くのがめんどくさそうな部分と感じますが、そういった変わった特徴があるドアの方がバランスを見ながら描くことができると思うので、
描いていて楽しいと感じることができると思います。
ドアが描き終わったので、ドア以外のところでまだ描いていないところを追加で描いていきました。
おしゃれな照明と、壁についているものを描いていきます。
こんな感じのものも先ほどのドアについてる植物と一緒で、描くのがめんどくさいように感じますが、
このものたちがあることで、『この風景はドアなんだ』と感じることができ伝わる絵になるかなと思います。
気分が乗らなかったら、もちろん描かなくてOKです。
だけど、少し描いてもいいかなって気持ちになってきたら、こういったものたちは描いてみるのはおすすめです。
ドアの上のおしゃれな文字も描いていきます。
スケッチの参考にしたお写真を見ながら、ドアで描いたものたちを参考にして『この辺にこの文字がくるな〜』とか思いながら描くと、バランスよく描けると思います。
ペン線画が完成しましたが、少し失敗したなと思った線があったので修正液で消しました。
色を塗ったら馴染みそうだなと思う線は、修正液を使わずにそのままにしておくことも多いですが、どうしても気になってしまうと思った線があった場合は、私は消します。
少しの修正だったら、全然目立ちません（笑）
なので、「失敗は誰でもするものなんだ」ってことが伝わったら嬉しいです！
修正も終わり、ペン線画が完成した！
このあと色塗りに入っていきます。
色塗り
色塗りは、水彩絵具を使って塗っていきます。
使っている水彩絵具はウィンザー&ニュートンさんの水彩絵具となります。
色塗りはドアから塗っていきます。
暗めの茶色を作って塗りました。
だけど、塗ってみたら、思ってたよりも暗い色だと感じ、もう少し明るい茶色の色がいいなと思ったので、
色をまた作り直すことにしました。
最初に作った色は濃い青の「ウルトラマリン」と茶色の「バーントシェンナ」を混ぜた色で、そこに追加で赤のようなオレンジのような色の「カドミウムレッド」を混ぜて色を作りました。
今回は試し塗りをして、色を確認しました。
思い描いていた色だなと思ったので、塗っていきます。
重ねて塗っても、茶色の色味は明るくなったかなと思います。そして、重ねて塗ったことで色が濃くはっきりとした感じに塗ることができました。
今回はこれくらいの濃さも求めていたので結果オーライでした。
ドアの中央の植物の入っている植木鉢のようなところから塗っていき、周りのドアの部分も塗っていきました。
絵具が少なくなってきたら、追加で色を混ぜながらドア全体に塗っていきます。
追加で混ぜた色は茶色の「バーントシェンナ」を混ぜました。
最初に塗った色と少し違うかもしれないけど、大体同じ色ならOKです。
水彩絵具は同じ色でも微妙な水の量の違いで、違う色に見えたりします。
二度と同じ色は作れないと思っているので、塗っている絵の具がなくなり追加で色を作るときは大体色味があっていればOKのスタンスでいることがストレスにならなずに、
楽しんで色を塗ることができると思います。
ドア以外の茶色を感じるところにも塗っていきました。
今回は自転車の後ろの植物が入った植木鉢も茶色だったので塗っていきました。
あとは、同じ茶色で水の量を少し多めにして全体的に影になっているところも塗ってみました。
壁にあるものや地面などですね。
普段はグレーっぽい色を塗ることが多いのですが、あえて今回の絵の広範囲にあるドアの茶色＝メインカラーをうっすら影の色として塗ってあげると
全体的にまとまりのある絵になるかなと思います。
絵具が余っているときとか、このやり方はおすすです。
続いて、ドアの上の暖簾のような布のような部分を塗っていきたいと思います。
新たにパレットに黄土色の「イエローオーカー」をとりまして、そこに先ほどドアの色などを塗った茶色を混ぜました。
そこに白の「チャイニーズホワイト」を混ぜて、クリーム色のような色を作りました。
試し塗りもしてみましたが、わかりづらくてすみません・・・。
ドアの暖簾のような布に塗って、余った色はドアの枠、そして壁にも塗っていきました。
微々たる色の変化となりますが、温かみがプラスされたかなと思っております。
今塗ったクリーム色の絵具が使い切ったので、そこのパレットに青の「ウルトラマリン」を混ぜて色を作りました。
その色を地面や壁のものたちにもうっすら塗っていきました。
グレーっぽい色は上からうっすら重ねることで影の色っぽくなると思います。
続いて、壁についているもの・・・こちらはエアコンか換気扇か？のようなものも同じ色で塗ってきます。
さらに青の「ウルトラマリン」を追加で混ぜて色を作り塗っていきました。
ドアなど他は茶色がメインだから、ここで背景となる部分を青が強めの色を塗ってしまうと、
色味が違うから、変に目立ってしまうかな・・・と少し心配しましたが、
この絵のメインとなる茶色を混ぜたからか、うまく調和したかなと思っております。
続いて、植物のグリーンを塗っていきます。
今塗った青の絵具がパレットに残っていたので、そこに明るい緑色の「サップグリーン」を追加して色を作りました。
ドアの植物と自転車の後ろの植物を同じ色で塗りました。
ドアと自転車の後ろの植木鉢も同じ茶色で塗ったので、植物のグリーンも同じ色なのもあり、揃えて同じ色で塗ることで、
言葉でうまく説明できずに申し訳ないですが、「なんとなくまとまり感」が出たかなと思っております。
続いて、いよいよ自転車を塗っていきます。
パレットにグリーンがあったところに、青の「ウルトラマリン」を混ぜて青の色を作りました。
自転車のフレームの部分に塗っていきます。
ペン線画のときは自転車は一番最初に描きましたが、色塗りは一番最後となりました。
特に理由はないのですが（笑）ただ一番最後に塗ることで、他に色が塗ってあるから、それよりも濃く塗ることができるかなとは思います。
濃く塗ることで、手前にあるものだとより感じるかなと思います。
手前にあるもの、メインのものを濃いめに、背景をそれよりも薄く塗るようにすると、色で遠近感を表現できるかなと個人的には思います。
カッコつけた言い方にはなってしまったので、もう一つの理由をお話しすると（笑）
要するに、そのときに塗りたいなあと思ったものから塗っていくのが、色塗りには大事な部分かなと思います。
それが色塗りの楽しさにつながるんだと思います。
自転車のフレームのペダルがついているところらへんは、少し明るい青を感じたので、色味を少し変えた青を塗っていきました。
使った色は明るい青の「セルリアンブルー」を混ぜた色となります。
続いて、自転車のタイヤを塗っていきます。
ここからは水彩ペンも使って色を塗っていきます。
水彩ペンは呉竹さんの「ZIG クリーンカラーリアルブラッシュ」になります。
水彩ペンの「No.096 ミドグレー」を使って塗っていきます。
タイヤの部分は黒を感じる色となります。
この水彩ペンのミドグレーの色は黒に茶色が混ざったような色で、暗い色だけど、どこかしら温かみを感じる色となります。
なので、めっちゃ黒っていうわけではないので、私は黒っぽい色をダイレクトに濃く塗りたいときにはミドグレーの水彩ペンはよく使います。
次に全体的に影の色を調整していきたいと思います。
使った水彩ペンは「No.075 ブリックベージュ」となります。
こちらの色を地面の色が濃いと感じるところに塗っていきます。
そして、ドアのガラスに見える部屋の中の風景で濃いと感じるところにも塗っていきました。
ここで、一旦また水彩絵具に戻って、パレットに濃い黄色の「カドミウムイエロー」をとります。
ドアのガラスから見える照明の光の色を黄色に塗っていきます。
私は照明の光はダイレクトに黄色で塗るのが好きです。なので、ガツンと濃いめに色を塗っていきました。
最後に植物のグリーンの色を調整します。
水彩ペンの濃いめの緑の「No.044 ディープグリーン」と使って色味を調整していきます。
色を塗るときのポイントは、筆をポンポンと叩く感じで塗ると葉っぱ感を表現できると思います。
そして、全ての部分を塗らないのがポイントです。大体半分くらい塗るイメージでいいかなと思います。
そうすることで、もともと水彩絵具で塗ってあったグリーンを生かすことができると思います。
これにて色塗りが完成となります！
スケッチ完成
無事にスケッチが完成しました。
今回はドアがメインとなりますが、他のものたちも描いたことで、よりドアがドアっぽくなったかなと思いました。
色塗りは、全体的に茶色を塗ったことでまとまりのある絵、そして、温かみの感じる絵に仕上がったかなと思っております。
だからこそ、自転車の青がいい感じに目立っているなと思えたので、大満足な色塗りとなりました。
描き方をより詳しく知りたい方は、ぜひYouTubeの動画も見てください！
今回のスケッチで使った道具紹介
記事の中でも紹介もさせていただきましたが、最後に今回のスケッチで使った道具たちをさっと紹介します。
紙はマルマンさんのヴィフアール水彩紙になります。
ペン線画に使ったペンはサクラクレパスさんのピグマペンとなります。
色塗りに使った水彩絵具は、ウィンザー&ニュートンさんの水彩絵具です。
水彩ペンは呉竹さんの「ZIG クリーンカラーリアルブラッシュ」です。
これからペン&水彩でスケッチを描いてみたい方の参考になりましたら嬉しいです！
そして、以下の動画では、水彩スケッチをこれから始めてみたい方に向けて、描き方のほかに画材についても詳しく紹介しております。気になった方は見てください♪
『【スケッチ初心者さん向け】ドアのある風景画でスケッチのレベルアップ！描き方ゆる解説！』のおわりに。
今回は「ドアのある風景」のスケッチから私なりの描き方を紹介させていただきました。
「ドアとモノが組み合わさったような風景画」をスケッチをすることは。スケッチの練習に なることが伝わったら嬉しいです。
そして、私なりの描き方が参考になりましたら、大変嬉しいです。
ブログ＆YouTubeでは、こんな感じで私のスケッチを発信をしております。
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